現代の半永久スキルとは

現代の半永久スキルとは

手に職をつける。

昔は資格の取得がその代表格でした。
弁護士、会計士、司法書士、税理士、医者、不動産鑑定士などなど。

しかし、ちょっとアンテナの高いあなたならば、既にご存知とは思いますが、現代は明らかに違います。

弁護士や医者とて、人工知能代替時代には、取って代わられる存在なのです。
保険営業マンや銀行員もリストラ全盛の時代に突入しています。
弁護士とて法科大学院で量産され、しがないサラリーマン弁護士がそこかしこにいます。
コンビニより数の多い歯医者同様、ますます資格系の士業は価値が薄まっています。

特に、暗記系が主である資格系の職種は、コンピュータの記憶力に勝てるはずもなく、人間のできる範囲はどんどん限定されてきています。

この流れが表しているのは、昨今の法学部志望者の減衰です。
定員割れも普通にあります。
もはや、数十年後の未来を見据えたとき、花形は記憶系の事務処理職ではありません。

経済学部や情報系の学部が人気で、若い大学生は、ベンチャー企業やIT系職種を志望します。
これは、時代の波を考えれば当たり前の話なのです。
百年前に石炭炭鉱の職が花形だったのと同様、時代とともに仕事のトレンドは移り変わります。

現代は資格の、アドバンテージが薄れていることは明らかです。

現代は、ITリテラシー

いま、手に職を付けるなら何か、と問われれば、間違いなくITリテラシーと答えます。
これは、特定のプログラミング言語を習得するという狭い話ではありません。
IT系の職種での業務を通じた、あらゆるパソコン系スキル、クラウドサービスや業界の知識。
そして、人口減少社会で既存産業が疲弊する中、稀有な成長産業のIT系の仕事は、圧倒的に人手不足で、まず10年は枯渇しないであろう職種です。
プログラミング言語や技術は移り変わるかもしれませんが、少なくとも数年、業務経験を積んだITリテラシーを体得した人にとっては、基礎能力が身についているので柔軟に対処することができるはずです。
他の業種出身の人と比べて、この柔軟性は数年で大きな差になります。

ですから、とにかく若いうちにITリテラシーを体得しておくことは、確実に潰しのきく、現代の半永久的資産になります。

特に有能な人ほど、大企業でくすぶり続け、不毛な業務に時間を費やしてしまっています。
10年後、そんなあなたにスキルはあると言えるでしょうか?
少なくとも、例えばサイトをサクッと数時間で構築する、それだけで1つの強みですし、現在はそのスキルが1週間経たずに身につきます。

日々の仕事に不毛さを感じている人は、まず現代版の手に職をつけることからスタートしてはいかがでしょうか。

ITリテラシーを体得するためには

独学が理想ですが、根気と時間がかかります。オススメは、できる人に教えてもらうこと。
ただ、知り合いがいない場合もありますから、オンラインスクール等で一気に習得してしまうことが近道です。
ちなみに、世の中沢山のプログラミングスクールがありますが、正直最初はどこでも同じです。
とにかく、自分でサイトを作れるというのは、とてもわかりやすい成果・強みアピールになります。

極論、ググれば何でも出てくるのが現代です。最初サイトを作れば、ああしたいこうしたいが絶対にでてきます。そうすれば、ググればほとんど解決します。

最初の目に見える成果を作る、例えばサイトをゼロから作る、そうした機会が履歴書に自信を持って書ける資産になります。

あなたは、自信を持ってスキルを伝えることができますか?