情報セキュリティ対策|個人情報とプライバシーの違いとは?

個人情報とプライバシーの違い

スマホに代表されるポータブルデバイス機器の普及に伴い、

SNSは絶賛流行中です。

Twitter、Facebook、Instagram、LINE等々、

実名でソーシャルメディアを活用される方も多いのではないでしょうか?

 

現在の企業研修では100%ソーシャルメディアの扱いについて忠告されますし、

匿名で運用するか、本名を晒すかで悩むことも日常茶飯事(?)ではないでしょうか?

 

今回は、個人情報とは何か、プライバシーとはどこが違うのかについてご紹介します。

 

個人情報とは何か

個人情報とは何か。

これは法律を見れば定義がはっきりします。

個人情報保護法によれば、

「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、

生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」

とされています。

 

つまり、

「その個人が識別できるかどうか」

が基準となります。

 

たとえば、

同姓同名が複数いるであろう「鈴木一郎」さんの場合、

「氏名」だけでは「個人」が特定できないため、個人情報とはなりません。

 

しかし、

日本に1人しかいない珍しい名前であれば、「氏名」だけで「個人」が特定できるので、

個人情報になります。

 

プライバシーとは何か

一方、プライバシーとは何でしょうか。

よく例えられる例としては、

「個人情報」が封筒に書かれた宛名・差出人

「プライバシー」は封筒の中身

とされます。

 

つまり、一般的に知られたくないことというのは、

「個人情報」ではなく「プライバシー情報」の方になります。

 

プライバシー情報とは、

「一般に知られておらず、その人が他人に知られたくないもの」

のことです。

 

ある人が、個人の存在を知られたからといって、

「それで?」

というだけです。

 

問題は、その個人が「知られたくない情報」の方です。

 

たとえば、

LINEのやり取りや、自分のPC内の情報など、外部へ見せたくないと思うものは、

「プライバシー情報」

になります。

 

何気なく使う言葉にも定義があるということですね。

 

以上、意外と知らない(?)個人情報とプライバシーの違いについてご紹介しました。