マーケティングとは|仕組み化、システム化の視点とは

マーケティングには2種類ある

マーケティングとは|経営理念が必須!?

の記事でお伝えしたとおり、

マーケティングには、2種類あります。

 

1つ目は、

「理念マーケティング」です。

将来像、理念を持った上でビジネスをやっていくことです。

 

2つ目は、

「仕組みマーケティング」です。

ビジネスを仕組み化し、拡大していくことです。

 

今回は、「仕組みマーケティング」とはどういうものかについてご紹介します。

 

マーケティングを仕組み化・システム化する

「仕組みマーケティング」とは、

一度仕組みを作ってしまえば、自動的に回るようになる状態にすること

です。

「仕組み」を複数展開することで、事業規模を拡大することが出来ます。

 

「仕組み」を作るとはどういうことでしょうか。

簡単にいえば、

「誰でも同じことをできるようにすること」

です。

 

たとえば、フランチャイズの飲食店は、

全国どこの店舗でも同じ味を出せるようになっています。

 

これは、どんな人でも同じ味を作ることができるよう、

業務がマニュアル化されているからです。

つまり、マニュアル化をすることが仕組み化そのものになります。

 

また、仕組み化で最も効力を発揮するのが、IT技術です。

コンピューターの最大の強みは、決まった処理を正確に高速に処理できる点です。

これは、仕組みそのものです。

IT技術を使った仕組みを、「システム」と呼びます。

 

通販を例に考えてみましょう。

たとえば、ECサイトの無い時代の通販会社の業務。

電話で注文を受付け、名前や住所をオペレーターが記載し、

振り込み方法などを確認して入金確認をし、発送通知を出す…

おおよそこのような流れになるかと思います。

 

しかし、もしこれがAmazonなどのECサイトであれば、

オンライン上で一切人間を挟むことなく決済から発送の指示まで完結します。

なぜなら、ECサイトには決済システム(仕組み)が設置されているからです。

さすが元システムエンジニアのジェフ・ベゾスですね。

時間も人件費も圧倒的に効率化出来ること、これこそが世にある数多くの「〜システム」のメリットです。

 

経営者の仕事とは

「仕組み」をいかに作ることができるか。

これが自営業者と経営者の違いを決めることになります。

 

永遠に自分の時間を切り売りすること、これは経営ではなく自営業です。

自営業から、いかに経営者に移行するのか。

 

経営者の仕事は、そもそも、仕組みを作ること。

そして、その仕組みを複製していくことが仕事です。

経営者はマネジメントが仕事と言われます。

つまり、仕組みの中に入ってプレーヤーになってはいけないということです。

最も価値があるのは、「マニュアルやシステムを設計し、作る活動」です。

 

たとえば、自分の今の作業に「再現性」の可能性がないかどうか。

仕組み化出来るものはないか。

誰でも出来るようにマニュアル起こし出来ないか。

こうしたことを、日々の作業で意識することが重要になります。

 

全体を見て仕組みを構築すること。

システム化については、下記の講義が非常に参考になります。

↓  ↓

システム化について詳しく知る

 

”決意を持続させることのできるのは、習慣という怪物である”

(三島由紀夫)