情報セキュリティ対策|スパイウェアとは何か

スパイウェアとは何か

「スパイウェア」というものをご存知でしょうか?

スパイウェアとは、個人情報を勝手に外部送信するソフトウェアのことです。
特に、フリーソフトをインストールしている方は要注意です。

無料ゲームやツールのダウンロードと一緒に紛れ込み、
個人情報やアクセス履歴を収集し送信することをします。

利用規約に記載されているものもありますが、
ユーザーの意図しないものは「スパイウェア」です。

スパイウェアにはどんな種類があるのでしょうか?

キーロガー

代表的なのは、パスワードの履歴を収集し、キー入力の情報を送信するものです。
キー入力を監視するソフトウェア、これを「キーロガー」と呼びます。
数年前、日本語入力ソフトがこのキーロガー情報を送信していたことが物議を醸しました。
確かに、キー入力ソフトは予測変換に役立ちますが、送信までされるとわけが違います。

最悪なのが、ID・パスワードの流出です。

こうしたスパイウェアをネットカフェなどのPCに仕掛ければ、
機密情報を収集することが可能になります。

これが、ネットカフェなどの公共PCで
パスワード入力をしないように警告される理由です。

様々なスパイウェア

スパイウェアには、さまざまなものがあります。

無料ゲームのインストールと引き換えに、
個人情報を引き渡している場合が多々あります。

勝手にブラウザが切り替わったり、
無駄な広告表示が毎回出たり、
中にはPCが不安定になるプログラムが実行される場合もあります。

厳密には、「利用者の同意があればスパイウェアにあたらない」というのが現状です。

「同意する」「OK」を簡単に押してしまう癖がある方は、
スパイウェアが紛れ込むリスクを想定しておいて下さい。

スパイウェアは、特に無料ソフトをインストールする際に注意すべき脅威です。
信頼性の欠けるソフトのインストールは避けるように心がけましょう。