情報セキュリティ対策|公開鍵暗号のメリット・デメリット

公開鍵暗号のメリット・デメリット

共通鍵暗号のデメリットを解決する概念、「公開鍵暗号」について。
もちろん、メリットとデメリットがありますので、共通鍵暗号のときと同様ご紹介します。

公開鍵暗号のメリット

公開鍵暗号のメリットは、その堅牢性です。

鍵を破るために膨大なコストがかかる、暗号方式を使っています。
主流が「RSA」と呼ばれる暗号方式です。
これは、大きな数の素因数分解が非常に難しいという数学上の仕組みを応用して、
セットの鍵を生み出しています。

たとえば、
「10001という数を素因数分解してください」
と言われて即効で答えは出ませんよね。
答えは73×137なのですが、これを導くにはとても大変な計算が必要です。

大きな数に慣ればなるほど、コンピュータでも素因数分解は困難になります。

また、公開鍵暗号は堅牢な暗号化だけでなく、
共通鍵のようにペアごとにいちいち鍵を用意する必要はありません。
10組ならば10個のペア、100人ならば100個のペアで十分になります。

さらに、「ペア」であるという仕組みを活かし、
通信相手が本人であるかどうか、正しいかどうかの認証のために応用されます。
認証が目的の場合は、データ内容は何でもOKなので、
ダミーデータなどの漏洩しても大丈夫なものを使います。

公開鍵暗号のデメリット

公開鍵暗号にも弱点はあります。

それは、複雑な計算処理が必要となるため、負荷が大きくなってしまうことです。
そのため、大きなデータの暗号化には不向きです。

折衷案として、
たとえば大きなデータは基本的に共通鍵暗号で暗号化・復号化するが、
その共通鍵を受け渡す際に「公開鍵暗号」方式でやり取りする、
などがあります。

基本的には、共通鍵暗号のメリット・デメリットの裏返しになると考えてOKです。