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情報セキュリティ対策|コンピュータ・ウィルスについて

コンピュータ・ウィルスとは何か

あなたのパソコンが不調な時、
「パソコンがウィルスに感染した!?」
と口にすると思います。

今回は、コンピュータの世界において、
「ウィルス」はどういう定義なのかご紹介します。

ウィルスの定義とは

経済産業省の「コンピュータウィルス対策基準」によると、
ウィルスとは
「第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、
次機能を1つ以上有するもの」
と定義されています。

①自己伝染機能
自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし
又はシステム機能を利用して自らを他にシステムにコピーすることにより、
他のシステムに伝染する機能

②潜伏機能
発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、
発病するまで症状を出さない機能

③発病機能
プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、
設計者の意図しない動作をする等の機能

ウィルスの種類とは

ウィルスは大きく2種類に分けられます。

1つは、「他のファイルに感染して実行される」タイプです。

これは、「マクロ」機能が代表的です。

たとえば、Excelを開くときに、「マクロが含まれています」という警告が出ることがあります。
これは、ファイルを開いた時に悪意あるプログラムが実行される可能性を懸念しているのです。

WordやExcelだけでなく、PDFファイルも悪意あるプログラムの自動実行が可能です。

たとえば「ランサムウェア」と呼ばれるウィルスが1つの例です。

これは、パソコンの中のファイルを暗号化してユーザーを困らせ、
暗号を解除したかったら金銭をよこせという「身代金ウィルス」です。

ファイルの拡張子(.xlsや.pdfなど)が分かるだけで未然に事故を防ぐことができます。
ファイルマネージャにて、拡張子を表示する設定にしておくことをお奨めします。

もちろん、基本的に怪しいファイルは開かないことが一番です。

2つめは、「独立して実行される」タイプです。

これは、アプリケーション単体で悪意ある処理が実行されます。
有名なアプリケーションと似せてユーザーにインストールさせます。

多くはバックグラウンド処理で、ユーザーが気づかないうちに機能します。

アプリケーションをインストールする際には、
本当に信頼の置ける開発元かどうか、慎重に確認しましょう。

たとえば、最近話題のポケモンGOは似非アプリが出まわりましたね。
有名な名前だからといって、簡単にインストールすることは禁物です。

インターネット上にウィルスは漂っています。
うっかり自分のパソコンに入れないよう、ぜひ頭の片隅に置いておいて下さい。

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