NSAの暗号解読能力

米国家安全保障局（NSA）の暗号解読は、映画では度々ネタになるほど有名で、
世界大戦時代からその重要性をぐんぐん増してきました。

そんなNSAは、どこまで暗号解読できるのでしょうか？
エドワード・スノーデンのリーク文書が元ネタの下記記事を参考にご紹介します。
cf. 参考記事

NSAが解読困難な暗号（2012年時点）

2012年の時点でNSAでも傍受できなかったものは、
・Tor（匿名通信システム）
・Zoho（電子メールサービス）
・Truecrypt（ファイル暗号化ソフト）
・OTR（インスタントメッセージング）
・ZRTP（音声通話暗号化）
などとされています。

中でも、20年以上前に開発された暗号化ソフトウェア、
・PGP（Pretty Good Privacy）
も解読に非常に苦戦しているようです。

NSAが解読している暗号

対して、一般的に安全だよと言われている、
「VPN」や「HTTPS」は、余裕で解読しているようです(笑)。
2012年時点では、毎日1000万件のHTTPS接続を傍受していたそうです。

さすがです。

もちろん、怪しいものや重要なものを監視しているわけで、全世界の傍受をしているわけではないようです。
（考えれば当たり前ですが、Torを使っているとNSAの監視対象になりやすいと言われています）

暗号化ツールは実に様々ですね。
以上、NSAの暗号解読能力についてご紹介しました。